ADR×AI搭載 裁定取引とは、「米国預託証券(ADR)」と「人工知能(AI)」と「裁定取引(Arbitrage)」の3Aを組み合わせた、裁定取引のことを言います。
リスクを極限まで「0」にした、「世界初3Aアプリ(ADR×AI搭載 裁定取引自動システムアプリ)」です。
● 米国預託証券とは、日本企業の株をアメリカ証券市場で売買できる日本企業株を「ADR」と言います。
● 人工知能とは、人間の知的ふるまいの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したもので、「AI」とも呼ばれています。
● 裁定取引とは、金利差や価格差を利用して売買し利鞘(りざや)を稼ぐ取引のこと。サヤ取り(鞘取り)とも言います。
ADR裁定取引
ADR裁定取引は、2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、収益を獲得する取引手法のことを言います。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)のB社株価と、東京証券取引所(JPX)のB社株価とでは差が生じます。
同一の企業の株ですから、両者の差は一時的に不一致であったとしても、いずれゼロになると考えられます。
① ADR裁定取引例1
購入:東京証券取引所(JPX)でB社株を「空売り」注文すると同時に、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でも「買い」注文する。
決済:東京証券取引所(JPX)とニューヨーク証券取引所(NYSE)の株価が同じくらいになったところで決済する。
ADR裁定取引・B社 | ||
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A:8200円で「空売り」で注文 | B:8100円で「買戻し」て決済 |
A 8200円 - B 8100円 = 100円 利益 | ||
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A’:8000円で「買い」で注文 | B’:8080円で「売り」で決済 |
B’ 8080円 - A’ 8000円 = 80円 利益 | ||
100円 + 80円 = 180円 合計利益 |
② ADR裁定取引例2
購入:ニューヨーク証券取引所(NYSE)でA社株を「空売り」注文すると同時に、東京証券取引所(JPX)でも「買い」注文する。
決済:東京証券取引所(JPX)とニューヨーク証券取引所(NYSE)の株価が同じくらいになったところで決済する。
ADR裁定取引・A社(A~B) | ||
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A:6600円で「空売り」で注文 | B:6505円で「買戻し」て決済 |
A 6600円 - B 6505円 = 95円 利益 | ||
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A’:6500円で「買い」で注文 | B:6505円で「売り」で決済 |
B 6505円 - A’ 6500円 = 5円 利益 | ||
95円 + 5円 = 100円 合計利益 |
ADR裁定取引・A社(C~D) | ||
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C:6800円で「空売り」で注文 | D:6680円で「買戻し」て決済 |
C 6800円 - D 6680円 = 120円 利益 | ||
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C’:6550円で「買い」で注文 | D:6680円で「売り」で決済 |
D 6680円 - C’ 6550円 = 130円 利益 | ||
120円 + 130円 = 250円 合計利益 |
ADR裁定取引投資戦略
日本の東京証券取引所(JPX)とニューヨーク証券取引所(NYSE)では価格の差が生じます。
下記の2パターンの投資戦略となります。
● ニューヨーク証券取引所(NYSE)で「空売り注文」、東京証券取引所(JPX)で「買い戻し決済」
● ニューヨーク証券取引所(NYSE)で「買い注文」、東京証券取引所(JPX)で「売り決済」
同一の企業の株ですから、両者の差は一時的に不一致であったとしても、いずれ同じ価格になります。
「割安な方を買い、割高の方を売り」の注文をして、価格差がなくなった時に決済
して利鞘(りざや)を稼ぐ取引手法がADR裁定取引です。
価格が上がろうが下がろうが、どちらになろうが関係なく、
「理論上は確実に儲かる」取引手法がADR裁定取引です。
●「割安な方を買い、割高の方を売り」の注文をして、価格差がなくなった時に決済する手法
● 価格が上がろうが下がろうが関係なく、「理論上は確実に利益が出る」取引手法
世界三大利殖法
● 裁定取引:2つの取引所の価格差を利用して利益を得る手法
● サヤすべり取り:先物価格が時間によって価格を下げる現象を利用して利益を得る手法
● オプション売り:ある商品を将来の特定の期日に、特定の価格で買う権利、または売る権利を売買する取引手法